大人のニキビケア最前線
一般的には思春期の肌にできるものを「ニキビ」、20歳を過ぎたら「吹き出物」と呼んでいますが、医学的にはどちらも「尋常性 瘡そう」という疾患として、とらえられています。しかし、その原因には大きな違いが…。
①特に乾燥は、すべての肌トラブルの原因ともいえるもの。乾燥によって、肌本来の代謝機能やバリア機能が低下します。毛穴の周りの角質が厚くなって出口をふさいでしまうのが、ニキビの第1段階。肌の水分が低下することで、かえって皮脂の分泌が増加し、毛包内に皮脂がたまり、アクネ菌が繁殖します。炎症が起こり、さらに悪化すると膿うみをもって腫れ上がってきます。
②もうひとつの大きな原因となるのが、ホルモンバランスの乱れ。特に男性ホルモンが多くなると皮脂分泌が過剰になります。また、生理前は、黄体ホルモンの分泌が多くなり、皮脂分泌が盛んに。この時期はニキビができやすくなります。
ポツンとできてガンコに居座って主張する、憎きニキビ！ まずはどんなメカニズムでニキビができるのかを勉強！ ニキビは早めにケアし、悪化させないことがいちばんのポイントです。
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